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こんにちは、ちむたです!
当ブログを読んでいただきありがとうございます!
本記事がおすすめの人
・仕事での人間関係を豊かにしたい方
本記事では、人間関係の基本となる「礼節」を学べる本をご紹介していきます。
礼節を磨くとなぜ人が集まるのか
著者 七條 千恵美
発行元 株式会社 青春出版社
皆さんは仕事において何を大切にされていますか?
・結果が全て
・利益が出ないと始まらない
もちろんビジネスの世界においてこれらが大切であることは事実です。
しかし、目先の結果だけを見て「人として大切な心」を見失ってしまうと、かえってのぞむような結果は得られないものです。
本書では、「相手を大切に思う心(礼節)」を軸に職場での人間関係を豊かにするテクニックが書かれています!
「人間関係に困っている」「人間関係を良くしていきたい」という方は、
ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください!
人間関係に必要な「礼節」とは?
礼節とは、「相手を想う心が形になったもの」と筆者は話しています。
ビジネスや人間関係において、相手を大切にしているからこそ、「選ばれる」「紹介される」「応援される」という結果を手にするのです。
礼節は相手を想う心。
それは、相手を魅了するだけでなく、結果として自分自身をも幸せにすることにもなるのです。
礼節を磨くメリット6選
ここからは、そんな礼節を磨くことで受け取れるメリットを6つご紹介していきます。
敵をつくらない
礼節のある人は敵をつくりません。
ただし、単に人当たりがいい、波風が立つことを言わないなどの行動だけではありません。
それだけでは、仕事を遂行することができないからです。
無茶な要求が来ても、いつでも誰に対しても、気持ちを揺らさず穏やかな気持ちで受け止めているのです。
一目置かれる
礼節のある人のそばにいるだけで「安心」を感じられ、地に足のついた安心感はやがて「信頼」となり、「他の誰かではなく、あの人なら大丈夫」と多くの人から支持を得ていきます。
このような安心感や信頼は、一朝一夕で身につくものではなく、出会う人を大切にすることでコツコツと積み上げられていき、周囲から一目置かれる存在になるのです
「受け取り上手」で得をする
礼節のある人は、感謝という形で受け取るチャンスを増やし幸せをお返しするという好循環をつくっています。
何かものをもらったとき、ほめてもらったとき、助けてもらったときは素直に受け取り、「感謝」で返すことがポイントです。
必要以上に遠慮したり、自分を卑下したりする必要はありません。
チームの士気を高める
「ほめること」を大切にするのは、相手のいいところを見つけるということなので、否定されるよりは喜ばれます。
しかし、ほめ方やその目的によっては、かえって相手に失礼になることもあります。
ただ「すごいね」「えらいね」「がんばったね」と言うだけでなく、まずは相手を「認めること」が大切です。
これは相手に敬意を払っていなければ出来ないことです。
安易にほめることはせず「認めている」という前提を明確にします。
誰かが助けてくれる
礼節がある人は、常日頃から誰に対しても謙虚で控えめです。
だからこそ、自分がミスをしたり責められたりするような状況になっても、周りの人が擁護しようと動いてくれて信頼も揺らぎません。
礼節がある人は、多くを説明しなくても信じてもらえて応援されるという環境が出来上がっています。
日頃の行いが大切とはこのことです。
温かい応援を引き寄せる
あいさつは早ければ早いほうがより周囲を味方に出来ます。
先にあいさつするのとしないのとでは、何かあった場合、両者に漂う空気感が明らかに違うからです。
周囲に対して礼節ある行動をとる人は、こういった意識があるため自然と周りの人の応援を引き寄せていきます。
礼節を表現する10個の方法
それでは礼節を表現していくために必要な具体的な方法を10個ご紹介していきます。
あいさつのトーンを合わせる
「あいさつは相手あってのもの」「相手の状況に合わせてするもの」というのが大前提です。
マニュアル通りのあいさつ、事務的な大声でのあいさつが心に響かないのは、「相手あってこそ」の視点が抜けているからです。
あいさつの線引きをしない
自己保身のためにあいさつに徹する人、自分にとっての利害関係で態度を変える人は、周りに利己の心が見え隠れしてしまいます。
誰に対しても線引きすることなく相手を尊重し大切に思うことが、自然と周りにいる人を魅了していきます。
身だしなみを整える
「オシャレは自分のため、身だしなみは相手のため」
身だしなみを整えることが相手への礼節に繋がります。
このような想いが「TPOをわきまえた行動」や「整えられた身だしなみ」という形で表れていくのです。
誤解を招く態度や表情に気をつける
自分が思う以上に態度や表情は周りに見られています。
第一印象が不快にさせるふるまいだと相手の心に根強く残ります。
だからこそ、信頼関係ができるまでの所作、態度、表情には慎重になるべきなのです。
気づかないうちに相手を不快にさせていないか十分な注意をするようにしましょう。
書いて伝えるときは「相手目線」を心がける
文字だけのコミュニケーションでは、表情はもとより声のトーンもわからない状況です。
メールなどでは伝えるのが難しいことを自覚して相手目線で発信するようにしましょう。
▼相手目線の具体的な表現方法
・相手が読みやすいこと
・相手の知らない言葉を使わないこと
コミュニケーションは基本スタンスとして、相手のペースに合わせるということを忘れてはいけません。
相手に気を使わせないようにするのもひとつの礼節です。
ビジネスマナーに固執しすぎない
マナーとは、相手に失礼のないようにふるまうことや快適に過ごすための心づかいです。
マナーを受ける相手がそれを負担に感じたり、状況的に不自然だったりする場面では順守する必要はありません。
繰り返しになりますが、マナーの本質は「相互に心地よくすごすためのもの」であると心得ておきましょう。
クレーム対応は「具体性」を重視する
感謝やお詫びを伝えるときには「具体的に」というのがポイント。
▼クレーム対応のポイント
・相手がどのような行動をとっているのか「よく見る」
・なぜ気分を害したのか「よく聞く」
・どのような解決方法を望んでいるのか「相手の気持ちを考える」
怒っている相手から逃げたいという気持ちがあると五感は鈍りやすくなる為、上記のポイントを意識して冷静に対応しましょう。
相手の立場になって「行動」や「感情」に想いを寄せる
感謝/謝罪の時には「何について申し訳ないと思っているのか」に焦点をあて、それを具体的な言葉にすると気持ちが伝わりやすくなります。
伸ばす褒め方とダメにする褒め方を理解する
相手を立てることやほめることは、相手の行動や能力を心から称え、敬意を払って認めることが重要です。
そうでなければ、自分の好感度を上げるためだけの行為になってしまいます。
まだ合格とは言い難いパフォーマンスであったとしても、前回からの変化が少しでも見られたときには、その変化を見逃さず、改善に向けた努力や工夫に対して言葉をかけてあげるようにしましょう。
相手の意見を否定しない
誰かと心を通わせたいと思ったとき、まずは相手の意見を受け止めることが大切です。
▼一緒に仕事がしたくなる人の特徴
・話をちゃんと聞いてくれる人
・自分の考えを否定せずに受け止めてくれる人
・的確なアドバイスをくれる人
自分の意見を否定されない、話したことをちゃんと認めてくれるという「安心できる環境」づくりが大切です。
礼節のない人にはどう対処すればいいか
職場に「相手への思いやりに欠ける言動」をしてしまう人はいませんか?
ここではそんな人たちに遭遇した際の対処法をご紹介していきます。
平気で嘘をつく利己的な人
平気で嘘をつく人とは、正直でいることをあきらめたような人です。
言った、言わないでもめることのないように、メールなど書面に残すなどの工夫をして、仕事の進捗状況を他の誰かと共有しておけば、万が一のときの証拠や証人になります。
わざと無視をする人
無視をする人の望みは「こちらにダメージを与えて優越感に浸ること」なので、動じたら負けです。
相手がどうであろうが、こちらはいつも通りにあいさつをして、いつも通りに報告をしましょう。
周囲の目や立場的地位に恐怖があったとしても、「人としてどうあるべきか」を考え、行動することが大切です。
約束を守らない人
約束を守らない人は、約束に備えた相手への計画や準備が無駄になる、あるいは相手が楽しみにしていたことが叶わなくなる、そうした気持ちにまで考えが及ばないのです。
「約束を守れない人」には、適宜約束内容を念押しするなどの工夫をしましょう。
「約束を守らない人」とは、「自分の存在が大切に想われていない」ということでもあるため距離を置くようにしましょう。
距離をとるのが難しいという状況なら、約束不履行時の取り決めに意識を向けておくなど、精神的なストレス軽減への工夫をしましょう。
威圧的な態度をとる人、威圧的な言い方をする人
満たされない気持ちを抱えている人が、威圧という形で誰かをコントロールしたり、優位にいると感じたりすることで自分の存在価値を確認しているのです。
本来使わなければいけないエネルギーは自分が大切にしている人や仕事に向けなければいけません。
その人に消耗するのは間違っています。
行儀が悪い人
行儀が悪い人には注意をする前に、まずは信頼関係を築きましょう。
事前に言い合える関係性を構築することで健全な注意になります。
知識をひけらかすと礼節を失う
ここまで礼節の無い人たちへの対処法を説明してきましたが、礼儀作法やマナーに詳しくなると重箱の隅をつつくような細かな指摘をしてしまいがちです。
「正しい知識はこう!」「そんなことも知らないの?」と知識を振りかざして優越感に浸ることは、本来の礼儀作法の考え方から遠ざかってしまう行為です。
詳しいことは素晴らしいことですが、人前で恥をかかせたり、いわゆるマウントをとったりするような言動は控えるようにしましょう。
いつでも心穏やかでいるための8つの考え方
これまで「相手の心を考える」ためにいろいろと解説してきました。
ここからは自分自身の心を穏やかに保つ秘訣についてご紹介していきます。
譲るだけが礼節ではない
軋轢を避けるために、とりあえず相手を褒めてもち上げたり、心にもないお世辞を言ったりするなどの「世渡りテクニック」はその場しのぎのものであり、表面的な関係性しか築くことしかできません。
相手を立てるために一段下がることはあるにせよ、けっして人間として上下があるわけではないです。
「誰が正しいかではなく、何が正しいか」という言葉があるように、相手と自分の双方の幸せを考えることこそが、最高の礼節であり、健全な関係なのです。
不確かな情報やウワサに振り回されない
心穏やかに過ごすためには、情報収集は時間を決めて行うことや、ネガティブな情報が多いものは見ないようにしましょう。
また、発信するときは「見る人への影響」を想像できるようなることも大切です。
「何のためになるのか」という優先順位を考える
仕事や日常生活において、「優先順位(=自分が優先したい価値観)を考えること」や、「何のためにやるのかを明確にすること」は心の安定に繋がり迷いなく進めることができます。
「何を大切にするか」を忘れないようにしましょう。
イヤな相手の背景を想像する
誰かにイヤなことをされた場合、まず落ち着いて自分の言動を振り返ってみましょう。
特に思い当たらないのであれば、それは相手の環境や感情に起因するトラブルかもしれません。
自分にどうすることもできない問題については考えないようにするのが正解です。
相手が気づくまで距離をとる
相手に礼節の感じられない行動をされたとき、それを頭ごなしに否定したり、正義をぶつけたりしても何の解決にもなりません。
これからも引き続きご縁を保ちたい相手であれば、「相手の心が元気になるまで待ってみる」ということも礼節のひとつです。
うまくいかないことも、いい意味であきらめる
向上心が強い人は、いつのまにか「向上心・好奇心」が行動の動機であったのに、それがいつしか「欠乏感・不足感」を満たすことにすり替わってしまっていることがあります。
たとえ現在の立ち位置が納得いかないものだとしても、潔くそれを受け入れることも必要です。どこに行っても上には上があり、他人と張り合っていてもキリがありません。
努力してもどうにもならないことはサッとあきらめてしまう、いい意味での図太さを持つことも心穏やかにいられる秘策です。
感謝のハードルを下げる
多くを望まず今あるものに感謝することや、感謝のハードルを下げておくことは幸せを感じる心を育みます。
まずは今ある幸せにしっかり目を向けましょう。
等身大の自分を受け入れることができれば、欠乏感や不足感に襲われることなく自分の心だけを見つめていられます。
自分軸はぶらさない。でも、しなやかに
相手を大切に想う気持ちと同じくらい大切にしなければいけないこともあります。
いわゆる自分軸です。
ただし、自分軸があまりに強固なものであると、「頑固」「融通がきかない」ということにもなりかねません。
「長いものに巻かれる」という惰性やあきらめではなく、「そこまでなら、まあいいか」と許容できるグレーゾーンを上手に設定するようにしてください。
どちらでもいいこと、さして重要と言えないことはどんどん譲ればいいのです。
そうすれば、「これだけは絶対に譲れない」ということへの主張も際立ちます。
まとめ
今回は人間関係における「礼節」についてご紹介しました。
・礼節は「相手を想う心が形になったもの」であること
・相手と自分の双方の幸せを考えることが健全な関係であること
コミュニケーションに関する書籍はたくさんありますが、本書は誰もが忘れがちな基本中の基本を教えてくれたように感じます。
相手に寄り添い、相手に必要なことを考える。
感情は複雑になりがちですが、思考をシンプルに心を乱さず何かあれば基本(相手を思いやること)に立ち返る。
そんな大切な気持ちを社会人になってから改めて学べたこの書籍には感謝しかありません。
これからは、人に流されることなく、他人を上手に受け入れて心穏やかに自分の人生をコントロールしていけたらなと思います。
皆さんもよければぜひ一度読んでみてください!
★最後に★
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