人は話し方が9割!会話の基本スキルはこの1冊で!

人は話し方が9割!会話の基本スキルはこの1冊で! スキル

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こんにちは、ちむたです!

当ブログを読んでいただきありがとうございます!

本記事がおすすめの人

・会話上手になりたい方
・上手く話せず失敗したことがある方

本記事では、仕事でも日常でも使える「話し方」について学べる本をご紹介していきます。

本のタイトル

人は話し方が9割

著者   永松 茂久

発行元  株式会社 すばる舎

皆さんは誰かと話すときに何か困っていることはありますか?

・何を話したらいいのかわからない
・会話が続かない
・沈黙の時間が怖い

社会人を対象にした仕事の悩みに関するアンケート調査によると1位は「伝えたいことをうまく話せない」でした。続く2位3位にもコミュニケーション関連の悩みが続いていました。

現代の社会人は人間関係やコミュニケーションに関する悩みが尽きないという話を
よく目に耳にしますが数字にもしっかりと反映されているようです。

この本では、そんなコミュニケーションの基本となる「話し方」のテクニックが書かれています!
ベストセラーにもなっていてご存知の方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

まだ読まれてない方、1度読んだけど再度振り返りたいという方は、
ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください!

人生は話し方で9割決まる

皆さんは自分の話し方について意識したことはありますか?

自分の話し方は周りに影響を受けている結果です。
ここでいう周りとは環境や時代のことです。

自分の話し方を良くしていくためには、話し方がうまい人や自己肯定感の高い人が周りにいる環境に身をおくことが重要になります。

また、昔の日本は「以心伝心」という言葉があるように背中で語るような関係性が重視されてきました。
ただ、現代では欧米化やテクノロジーの発展などにより、仕事でも日常でもコミュニケーションの「見える化」が必須になってきています。
つまり時代に合わせたコミュニケーションに変化させていくことが求められます。

このように「いかに話すか?」「いかに伝えるか?」を考えアップデートしていくことが人生における良好な人間関係の構築には必要な要素というわけです。

話す力はスキルよりメンタル

人は自分を肯定してくれる人を肯定するように出来ています。その逆もしかりです。
相互に全肯定な状態を作ると自然と自己肯定感が高まっていきます。

そう考えると話すのが苦手というわけではなく、話せるというメンタル状態に持っていくのが苦手なだけだということがわかります。

相互全肯定な状態を作るためには次の3つを意識して話しましょう。

①否定禁止
②笑顔でうなずく
③プラストーク(人を褒める、感動した話をするなど、現状を良くしていこうとする)

まずはこれらを意識して自己肯定感が高まっていく空間を作っていきましょう。

話し方の3大原則

ここでは良い話し方をする上で知っておきたい3つの原則をご紹介します。

①は誰もが自分のことが1番大切であり、自分に1番興味がある生き物である
②本来誰もが自分のことを認めて欲しいし、自分のことをわかって欲しいと熱望している
③人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる

この原則は集合写真で1番先に自分の顔を見るのと同じようなものです。
なので、1番興味がある相手自身のことを主役にすることで自然に相手の感情は高まっていきます。
「自分を主役にしてくれるあなた自身を好きになる」という心理が働くわけです。

話し方は「聞き方」が9割

ここまで「話し方が9割ですよ!」と説明して、急に「聞き方」と言われても…
となるかもしれませんが、聞く力は話すスキルに最も重大な要素なのです。

とにかく話し方において1番大切なことは、相手の話を聞くことです。
これにパラダイムシフト(考え方を劇的に変化させること)する必要があります。

コミュニケーションは相手を理解することで始まります。
まずは相手の話をよく聞くことを強烈に意識してください。
自分の話すことは2割に抑えていきましょう。

「この人はどんな人でどんなことに興味があるのだろう?」
このように相手に関心を寄せることがファーストステップです。

問題解決もそうですが、相手のことを聞かなければ次のアクション(自分が話すこと)が決められないのと同じことです。

また、聞くときに相手に好かれる3つのリアクションについてもご紹介します。

・顔の表情(笑顔で聞く)
・声の表情(自分の感情を言葉に乗せる)
・顔全体の表情(身振り手振りを使って相手にリアクションする)

聞くことは、相手をじっくり観察し相手が本当に求めているものが何かを探すことです。
「聞き方」が変われば必ず話し方は上手くいきます。

拡張話法 ~相手に9割しゃべらせる~

話し方において「聞く力」が最も重要であると説明しました。
もちろん聞くためには相手に話してもらう必要がありますよね。
ここでは相手に話してもらうための「拡張話法」という5つのスキルをご紹介していきます。

感嘆

相手の話を聞いたときに受ける感銘の表現です。

例:へー!ほー!えー!?そーなんですか!?

自分の言葉の終わりに絵文字をつけるイメージで感情をこめます。
あと長音で伸ばすことも有効です。

反復

相手の話を繰り返す表現です。

例:[相手]冬はスノボ三昧→[自分]へー!スノボですか。いいですね!

このように繰り返すことで「うん!そうなんだよ。」と相手が次に話しやすくなります。

共感

相手の話に感情を込めて理解を示す表現です。

例:わかります、よかったね、辛かったね。

相手の話に深くうなずき相手と同じ表情をしながら勢いを相手にあわせ、相手の感情に寄り添う言葉で話します。

称賛

これまで相手がした話を評価します。
基本的には感嘆と同じ手法です。

質問

相手の話を中心に展開させていくためにその後を追いかけて聞くことです。

例:それでそれで?そこからどーなった?今は大丈夫?辛くない?

いいタイミングで質問が入ると、相手は無理なく話を広げられ気分よく話していくことができます。

拡張話法の有効ワード

ここでは拡張話法で使えるキーワードをいくつか紹介しておきます。

・そうだよね、わかるよ
・大変だったね
・そんなんだー、よくがんばったね
・よかったねー、私も嬉しい
・へー、それはすごい
・さすがだね
・へー、それでどうなったの?
・とても勉強になりました
・ありがとう、本当に嬉しい
・一緒に考えよう
・あなたのおかげです
・助かります

このキーワードを意識して話すと拡張話法が使いやすくなります。
拡張話法は、自分が聞く側であることは前提にありますが、このような意識をもつことで会話の主導権が自分にあることを常に認識するようにしましょう。

話し方のコツ5選

聞き方は最も重要ですが、自分が話す2割ももちろん大切です。
ここでは本書の中から私が大切だと感じた話し方のコツについて5つご紹介していきます。

やっぱりをつける

「やっぱりやると思ってた、やっぱり美味しい」

「やっぱり」をつけることで、普段からそう思っていたことが伝わり相手に寄り添うことができます。

独り言でつぶやく

ぼそっと「やっぱり〇〇だなー。」とかを呟くようにいう。

日本人は正面で褒められることが苦手で、すぐに謙遜しがちです。
このようにさりげなく褒められる方が印象に残ります。

自分の話したいことではなく、相手の求めている話をする

うまく話そうとすると相手にこんな印象を与えてしまいます。

「自分に取り入ってメリットを得ようとしている…」

まずは相手の話を聞いて相手が求めていることを探りその答えを話すようにしましょう。

正しい話より好かれる話をする

それぞれの会話における判断において「正しい返答」というものはあります。
ただ、時によって正しさだけでは相手に寄り添うことはできません。

例えば、その場で結果が出ないような会話なんていくらでもあります。
その時に一見非効率に感じるかもしれませんが、相手優先で好かれる話をすることがゆくゆく大きなチャンスを掴むことになるのです。

とはいっても、正しいことを伝えなければいけない場面もあります。
正論は相手を傷つけないように伝えましょう。
ストレートに言うと、相手が頑張っている分、深くきずつきます。
相手と同じ目線に立って伝えることが大切です。

相談を受ける時は「一緒に」の姿勢で

相談を受ける時、基本的に相手は共感して欲しいが最優先にあります。
その際、必ずしもプラス方向に転換したいと思っているわけじゃないので、必ずポジティブアドバイスが必要なわけではありません。
場合によっては、説教と捉えられます。

「一緒に考えよう」

この姿勢が大切です。

嫌われる人の8つの特徴

ここまで相手に好かれる話し方についてご説明してきました。
では、反対に嫌われる話し方とは具体的にどんなものなのでしょうか。
その共通点を見ていきましょう。

4Dワードを連発する

4Dとは「でも、だって、どうせ、ダメ」のことです。
これらは「ネガティブな人」という印象を与えてしまいます。

つっこんだ男女関係の武勇伝、下ネタ

現実がどうであれこの手の話はわざわざ公言する必要はありません。
関係性次第なところもありますが、ひんしゅくをかいやすいので注意しましょう。

お笑い芸人の真似事

オチがないとせめたり、いじったりすることです。
「オチ」「いじる」などはプロだけに許された高等テクニックです。
安易に素人が手を出すと嫌われてしまいます。

話をまとめて終わらせてしまう人

これまで何度か説明してきましたが、話し方の基本は相手の話を引出して広げ、気持ちよく話してもらうための「聞く力」です。
自分で話をまとめ、終わらせてしまうという正反対のことをしないようにしましょう。

相手の話を奪う人

相手との共通点が見つかるとつい話の主導権を奪いがちです。
聞くことで共通点を探ったのは、もっと相手に話をしてもらうためです。
自分も話したい話題になった時は、相手が話し終えた後にゆっくり自分の話題に切り替えていきましょう。

すぐに馴れ馴れしい口を聞く人

人は立場がどうであれ知り合ってすぐになれなれしい口を聞く人に不快感を覚えます。
始めは丁寧に話すことを心がけることで自然と仲良くなっていきます。
フランクな話し方でも問題ないのはそういった積み上げから良好な関係が構築されているからです。

負け惜しみをいう人

人には他者と比べる習性があります。
また、他者の成功には嫉妬の念が入ってしまいます。それは自然なことです。

ただし、それを表に出すかどうかは別問題です。
他者を称賛すると自分の価値が下がると思いこんでいる人がいます。
しかし、そんなことはなく素直に称賛できる人は「器の大きい人だな」とより好印象を与えることができます。

嫌われる話し方をする人に出会ったら…

良い会話のというのは安心から生まれ、双方に良いパフォーマンスを促します。
その為、これまでに説明した「嫌われる話し方」をする人とは、安心するどころかかえって緊張してパフォーマンスが下がってしまいます。

そのような相手とは極力話をしないようにしましょう。
シンプルですがこれくらいのスタンスで大丈夫です。

難易度の高い人と話すのは自分の武器を磨いてからでも全く問題ありません。
それでも話さなければいけない時は、拡張話法で相手の話を広げるようにしましょう。

まとめ

今回はベストセラー「話し方が9割」に沿って話すスキルついてご紹介しました。

・自分の話し方は周りに影響を受けていること
・話し方は「聞き方」が9割であること

私はこれまで人と話すことで何度か失敗した経験があり、その度に落ち込むことがありました。
でも、この本に出会って話し方の考え方やノウハウを学ぶことで、たった1つや2つの失敗で話し方を変える必要はないし自信をなくす必要なんてないんだなと感じました。

そんなことよりも本質は何ごとも意識することが大切だということ。
その意識は言葉を変え、その言葉は行動を変え、さらに周りからの評価も変えていくということ。

この本には難しい方法論は1つも書いていません。
書かれていること全てがシンプルでインプットしやすいものでした。
それでいて誰もが忘れがちだけど大切なことが書かれていて、しっかり腹落ちできる、そんな1冊でした。

これからは、相手を軸にすることを意識して「楽しそう」「巻き込まれたくなる」そんな印象を与えられる話し方を心がけていけたらなと思います。
皆さんもぜひ一度読んでみてください!

今回は以上になります!
皆さまのお役に立てたら幸いです。

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